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カモミール

フランス人は煎(せん)じ薬と聞くと、このカモミールを連想し、ドイツでは「母なる薬草」と呼ばれるほど、代表的なハーブです。和名はカミツレといい、こちらをご存じの人も多いでしょう。春から初夏にかけて、マーガレットに似た美しい花を咲かせるため、観賞用としても高い人気があります。
 ハーブとして一般に用いられるのは、ジャーマンカモミールとローマンカモミールの2種類で、使用法や効用はどちらも同じ。そのおもな働きは鎮静、保温、発汗、抗炎症作用などです。
 具体的症状としては、不眠症、イライラ、初期のかぜ、頭痛、生理痛、胃炎、吐(は)き気(け)、にきび、湿疹(しっしん)、かゆみの改善に有効で、とくに精神のリラックス効果は、よく知られるところです。
○外用としての使い方
 また、抗炎症作用によるかゆみ止め効果も高く、精油や煎(せん)じだした液は、化膿(かのう)止めやフットバスなどの外用にも用いられます。ただし、子宮を収縮させる作用があるので、妊娠中の女性は精油の使用は避けてください。
 アレルギー体質の人も皮膚炎を起こすことがあるので注意。
 また、目には絶対、精油を用いてはいけません。
〈甘い香りをもつ花を使ったハーブティーが人気〉
○食品としての使い方
 カモミールは、リンゴのような甘い香りをもつ花が、ハーブとして利用されます。その代表的な楽しみ方はハーブティーです。
 ちなみに、ハーブティーの材料として多く出回っているのは、ジャーマンカモミールです。
 一方、ローマンカモミールは、花だけでなく茎や葉にもリンゴの香りがあるうえ、地面をはうように生えるので、食材としての利用に加えて、香りの芝生としても楽しまれています。

出典 小学館食の医学館について 情報