妊婦はヨウ素添加塩と非ヨウ素添加塩のどちらを食べるべきでしょうか?

塩は私たちの日常生活に欠かせないものです。生活の発展と人体のニーズに伴い、食用塩の添加物の種類は増加しています。最も一般的なものは、ヨウ素添加塩と非ヨウ素添加塩です。さらに、妊婦の特殊な体格には、食べ物に対する要求が比較的厳しいものがあります。では、妊婦はヨウ素添加塩と無添加塩のどちらを食べた方が良いのでしょうか。次のエディターで説明します。

近年、甲状腺疾患の発症率が上昇していることから、一部のメディアはヨウ素添加塩が「病気の原因」であるとして大々的に報道し始めました。一時期、ヨウ素添加塩は世間の批判の的となり、少数の人々が使用するはずだった非ヨウ素添加塩が人気商品となりました。甲状腺疾患の発症率は世界中で増加しており、わが国では特に顕著です。その最も重要な理由の 1 つは、検出技術の向上です。以前は、医師は触診に頼っていましたが、検出率は高くありませんでした。現在では、B 超音波などの新しい技術により、検出率は非常に高くなっています。さらに、多くの部隊では定期的な身体検査にこの項目を含めています。

「中国住民のための食事ガイドライン2016」の最新版によると、妊娠前、妊娠中、授乳中の母親はヨウ素添加塩を摂取すべきである。妊娠中の推奨ヨウ素摂取量は、非妊娠期に比べてほぼ2倍（1日あたり110マイクログラム増加）です。1日の推奨塩摂取量が6グラムであることから、ヨウ素添加塩から毎日補給されるヨウ素量は約120マイクログラムですが、これでは必要量の半分しか満たせません。ヨウ素を確実に摂取するために、妊婦はこれに加えて、昆布、海藻、ワカメ、貝類、海水魚など、ヨウ素を豊富に含む魚介類を週1～2回摂取することも推奨されます。

尿中ヨウ素は人体のヨウ素摂取量を判断する最も感度の高い指標です。一般人の適切なヨウ素栄養レベルは尿中ヨウ素濃度の中央値が100～199μg/Lで、尿中ヨウ素濃度の中央値が300μg/L以上の場合はヨウ素摂取過剰を示します。妊婦の適切なヨウ素栄養レベルは尿中ヨウ素濃度の中央値が150～249μg/Lで、尿中ヨウ素濃度の中央値が500μg/L以上の場合はヨウ素摂取過剰を示します。どのような種類の塩を摂取しても、最終的には体内のヨウ素含有量が正常範囲内になるはずです。